ワークマンの人気と同じ理由かもしれませんね、働くクルマの人気ぶり。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6362962
仕事用に作られたクルマのタフさ、利便性のよさが、レジャー、車中泊の人気で見直されているのでしょう。
当社でも、ライトエースとハイエースの開発が同時進行。
ハイエースは長年ローダウンキットによるドレスアップが主流でしたが、少し変化がでているようです。
車中泊/レジャーブームの煽りで、リフトアップキットの問い合わせが急増。
ハイエースのフロント車高はトーションバーに依存しますが、これが厄介。
無理に上げ下げすると乗り心地が悪化。とはいえ避けて通れない部分。試行錯誤中。
リアのリーフスプリングもデリケートな部分。乗り心地に大きく影響を及ぼします。
当社ではリフトアップは増しリーフ方式を採用。その場合、手続き不要で車検対応。これは朗報。
ローダウン時は構造変更が必要になりますが、有償¥3,000で事前申請済み書類を発行予定。
強度検討書ではなく、事前申請済み書類。つまり、改造車検時、この書類を持っていけば合格。便利。
当社のローダウンリーフは、3枚板の真ん中一本だけを交換する方式。
一般的なフルリーフスプリングセットよりも、コストが大幅に下がります。送料も安くなりますし、交換後の純正リーフスプリングの置き場にも困らない。
ハイエースの製品リリースは、お盆前後を狙っています。
もう一方の、ライトエースの開発はきわめて順調。
でも無いようです(汗)
「トヨタの働くクルマは、純正が相当考えて作りこまれているから、弄ると一気にバランスが崩れて、乗り心地も走行性能も悪化してしまうんやぁ」
「サクシードと同じくリアスプリングの巻きが特殊。ヘタなダウンサス作ったら、まともな乗り心地にならん」
「とりあえず、まずはバンプラバーやな。幸い、発売中のサクシード用が共通」
あら?純正がすでにカット済み。
ライトエースを貸してくださった3UPさんに確認すると、乗り心地改善に4cmほどカット済みとのこと。
つまり、ノーマル車高でも空荷に近いと乗り心地は悪いということ。
働くクルマは重量物の積載を想定して開発されています。空荷のときは不快になりがち。
あれ?ショックアブソーバーが1本無くなってる…何するんだろう?
「減衰力テストにかけるゾ。乗り心地の悪さの原因はコイツかもしれん」
「う~ん、予想通りやな。減衰値もグラフ曲線も貧弱すぎる。コストダウンなのか、設計が古いのか…」
「リアショックを変えるだけで化ける可能性があるな。ハイゼットカーゴ用でテストしてみるヮ」
結果が楽しみです。
ライトエースは、リフトアップキットに加えて、ローダウン車高調も検討中。
発売済みの働くクルマシリーズの反響に驚いています。開発のきっかけは、
「収穫期に収穫物積んだら、田んぼから出れなくなった」
「冬場の豪雪時にトラックが落とす氷の塊がバンパーにヒットして破損する」
的なお悩み。お助けアイテムという位置づけでした。
従来の働くクルマの改造、チューニングは、ツワモノがDIYでやるイメージが強く、ハードル高いイメージ。リフトアップ量も実用性より派手さを意識したものが目立っていました。
ドレスアップでは無く、実用性重視のユーザー向けのサスペンションキット。
ゆえに、簡単装着、安価、純正パーツを活かした快適性重視、車検に抵触しない車高を意識してきました。
最近こそ全長調整式車高調のイメージが強いですが、当社は46年間、さまざまな形状を開発してきました。
純正形状のサスペンション、
純正(改)調整式、
シェルケース方式など、さまざまなカタチの車高調を作り続けてきた経験が蓄積されています。
現在市場で主流となっている「全長調整式」もあくまで選択肢の1つ。
車高を上げ下げする方法は何通りも存在し、車種、目的に応じて適切なものを提供するスタイル。
エアサスだって、油圧調整式だって製造販売しておりました。
食わず嫌いではありません。
車高調と同じくらい重要な役割を持つサスペンションアームも製造しています。
スポーツカーはもちろん、セダン、ミニバン、軽自動車、外車、働くクルマ、必要性があれば躊躇無く開発。
当社のモットーは、「思い立ったが吉日」。
悩むくらいならやっちゃえ、という社風。
そのモットーを自分にも採用しました。
残り少ないペーパーを目撃すると「絶対オレの番にはならねえ!」とばかりに、超小さくペーパーをちぎる。
運悪く交換する羽目になったら「大損こいた」とウジウジする自分に対し、アラフィフになってさすがに嫌悪感。
心機一転、「オレがやらなきゃ誰がやる!」と交換したところ、案外気持ちが良い。
7月の営業訪問再開時には、あなたの会社にもペーパー交換魔人が現れるかもしれません。
(関西方面のみ、遠距離は自粛を続けます)